「SDGs」はご存知の通りSustainable Development Goalsを略したもので「持続可能な開発目標」と和訳されています。
おそらくこのタイトル、特に和訳で具体的な内容をイメージできる人は少ないのではないかと思います。
それこそ“SDGs”のアルファベット4文字を聞いただけで「私には関係ない」と窓を閉ざしてしまう人もいるでしょう。
英文のタイトルは国連がキーワードをコンパクトにまとめて定めたものですからやむを得ないとして、和訳は意図や内容が誤解なく伝わるものであることが望ましいと思います。
例えば「地球上の様々な活動が持続可能である未来を実現するために今取り組まなければならない開発とそのマイルストーン(道標)」といったものです。2015年の国連の決議では「2030年までの目標」とされていますが、17の項目は2030年で取り組みが完了するとは限りません。完了することが理想ですが道半ばで止めてしまうこともできないでしょうから、むしろ2030年は終わりのない取り組みの「道標」的な設定であると考えるべきでしょう。