村上市にある製菓工場での火災では多くの不備(失敗)が指摘されています。これまでに何度もヒヤリハットの事象があったにも関わらず、適切な対応を怠っていたのではないかとされています。火災の原因や多くの人命が失われたことについては既に報道されている通りなのだと思いますが、問題の本質はそこではありません。危機管理の観点での思考や対策が不十分であったこと、さらには未だ(2022年3月)当事者からきちんと説明・情報開示が行われていないことにも問題があるように思います。

責任追求に
終始しない

 社会システムを設計・構築する上で最も意識し配慮しなければならないことは「人間は”失敗”をするものだ」という前提です。

 失敗やトラブルが必ず起こることを前提に「複数の回避策」と「複数の対処策」を用意し、実際に問題が発生したときは責任追求に終始せず「失敗の経験を生かす」、これが失敗学的思考による危機管理の手法です。「失敗の経験を生かす」ためには原因をしっかり把握し、適切な対策手法を講じなくてはなりません。

いくつもの対処策を用意する

 整理すると、適切な危機対応には
  ・失敗・トラブルは起こるものだ
という前提
  ・豊かな想像力
  ・複数の回避策と対処策
  ・安全性と冗長性が十分に考慮
されたシステム設計
  ・迅速・適切な事後処理
 が欠かせないということです。

 未来創造実践工房は、この失敗学的思考と手法による危機管理のマインド醸成と体制構築を支援します。